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2009年7月

しゃばけ新刊、もうすぐ発売!

『しゃばけ』の単行本第8冊目『ころころろ』、明日31日に発売みたい!?
http://www.shinchosha.co.jp/book/450710/

今回は、若だんなの目が見えなくなっちゃう話がメインテーマ。
この本に収録される作品の中では、上記のHPであらすじが紹介されている「佐助が奥さんと暮らしてる」話が面白かった♪

とは言え、私は文庫本派なので、今回は我慢。
数年間は、掲載雑誌のコピーを読み返して待つつもり。
でも、この表紙見ちゃうと、揺らいじゃうな~。
我慢! 我慢!!

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『鷺と雪』

先日、直木賞を受賞した北村薫の『鷺と雪』(文芸春秋社)
実は、受賞発表前日に図書館から借りてきていました。
と言うことで、図書館に返却する前に慌てて感想を記します。 

この本は、ベッキーさんシリーズの3冊目に当たります。

ベッキーさんシリーズですが、物語の舞台は昭和初期。
主人公の英子は、華族女学校に通うお嬢様。
そして、ベッキーさんというのは、英子お嬢様の運転手兼ボディガードとして雇われている別宮みつ子さんのこと。
ベッキーさんとはお嬢様が別宮さんに付けたあだ名です。

英子は、開明的な父の教育方針のお陰で、好奇心旺盛で行動力もあり知恵もあるお嬢様。
しかし、身の回りに起こるちょっとした不思議な謎を解ききれない。
その謎ををベッキーさんに話すと、謎解きのヒントを与えてくれる。
そんな感じで物語は展開していきます。

物語の展開は短編仕立てですが、大きな流れが物語の展開と連動して動いていきます。
ですから、この本からはいるのではなく、第1作目の『街の灯』、第2作目の『玻璃の天』を読んでないと、面白さが半減します。
1冊目で「何でもこなせて、賢いベッキーさんは、一体、何者?」主人公の抱く疑問。
2冊目でベッキーさんの素性が明かされるので、順番に読んだ方が楽しめるというものでしょう。

このシリーズ、他の北村薫のシリーズより、どことなく陰影が強い感じがしています。

その理由は、70年ほど前の日本…東京と言うべきかな…が、どんな状態だったのか、それを知っていると胸が痛くなる部分があるからでしょう。
格差社会ではなく、階級社会の状態で、富める者と貧しい者の差が大きい状態の世の中。
もうひとつは、英子お嬢様の未来には、戦争が待ち受けていて、戦争が終われば華族制度も無くなっているって思うからでしょうか。
未来を知っている私には、英子の未来を憂いてしまう、それが読後に残ってしまったのかしら?

だけど、英子だったら、大丈夫でしょう。
そんな希望がこの主人公には持てるんです。
ベッキーさんが英子に伝えているのは、謎解きの解説だけではないから……。
色々な生き方があることを英子に吸収できるよう教えているから……。
力強く、彼女は成長していける、そう信じられるんです。

直木賞受賞作ということで話題になっている本でしょうけど、そういうこと抜きで、色々と楽しみ、考えさせられました。

でも、これだけは書いておきたい!
この作品が直木賞を受賞したことに異存はありませんが、北村薫さんならもっと早く別の作品でも受賞できたと思いますよ。
彼の代表作は、他にもいっぱいあります。
これをきっかけに、まだ北村薫作品を未読の人には、是非、読んでもらいたいな~と思っています。

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小梅、快方へ

先週、そのう&フンからウィルスが出たセキセイインコの小梅さん。
21日(火)には元気がなく飼い主を不安に陥れ、24日(金)の夜は体温が異様に高くて、またまた飼い主を不安に叩き込んでくれました。

いずれも短時間の症状で済んだので、獣医に駆け込まずに、自宅投薬で過ごしてきました。
そして、獣医に行く約束の今日……。
先程、行って参りました。

快方に向かってました。
ウィルスは激減。
後は、残りの薬を家で飲ませ続けるだけで完治できる様です。

その代わりに甲状腺治療の投薬を始めることになりました。
甲状腺の薬は、他の投薬から二時間は空けないといけないそうです。
朝夜にそのう炎の薬、昼に甲状腺の薬。
一日三回も小梅を捕まえ、クチバシをこじあけ、投薬することになりました。
手乗りの子でも嫌がる治療、人間が好きではない小梅にとって、つらい治療が続きます。
でも、大好きな那由多のそばで療養できるから、すぐに元気になるでしょう。

11歳のお嬢さん、頑張ってくれてます。
見習わなくちゃ。

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夏といえばトリトン

中学時代、夏休みの楽しみは、
地元テレビ局で午前中に放送されるアニメの再放送でした。
そこで何度か再放送されたアニメ、それは『海のトリトン』でした。

『海のトリトン』の本放映は土曜の19時。
しかし、当時は父親のチャンネル権が強く、19時といえばNHKのニュースを見るものと決まってました。
それ故、本放映時には、ほとんど見ることができませんでした。

だから、私にとっての『海のトリトン』は夏休みの昼間のイメージなんです。

さて、今日23日、NHKBs2、昼の0:35から『海のトリトン』の再放送が始まります。
……当初の予定では、昨日22日から始まるはずだったけど……。
何だかとっても嬉しい。子供の頃に戻れた様な気持ち!

もっとも、録画予約に任せての視聴になるから、昼間見られないと思いますが……。
それでも嬉しい『海のトリトン』の再放送!

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金田伊功さんの訃報

夕方、mixiに入ったら、複数の友人(マイミク)が、アニメーターの金田伊功(かなだよしのり)さんの訃報ニュースを日記に記しているのを目にしました。
「まさか!」と思いながら、ネット検索をすると、既にWikの金田伊功さんの項に「2009年7月21日。心筋梗塞で死去。享年57」と記されてました。

私にとって、金田伊功さんは昭和50年代のアニメを最高に面白くしてくれたアニメーターのひとり、そういう風に感じてます。
彼の描く絵は独特の個性があって、「金田飛び」とか「金田絵」なんて呼んでました。
たくさん思い出深い作品がありますが、最初にパッと思い浮かんだのは『銀河旋風ブライガー』のオープニングとエンディングでした。
それから、『機甲創世記モスピーダ』のオープニング。
1983年に劇場公開された『幻魔大戦』で描かれた超能力者たちの戦い。
挙げていったら切りがない……。

昭和50年代に金田アニメーションと出会ってなかったら、どこかで私はアニメから卒業していたかもしれません。
それほどに私の中では大きな存在だった様な気がします。

それにしても、57歳で心筋梗塞……。

以前、アニメーターの知人から、こんなことを言われました。
アニメーターは20代の頃、貧乏だから、身を削って仕事をする。
そのせいで、身体がぼろぼろになっている人が多いんだよ。

そのせいなんですか?
まだ若いじゃないですか!

アニメーションの楽しさを教えてくれた金田伊功さんに心から感謝を。
ご冥福を祈ります。

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苦手な曲、つらい夏

好きな曲、テンションをあげられる曲、そういう曲はたくさん持ってます。
逆に、苦手な曲というのもあります。

USAフォー・アフリカが歌っていた『ウイ・アー・ザ・ワールド』
マイケル・ジャクソンが作ったあの有名な曲。
あの歌が苦手でした。


あの曲が流行っていた1985年夏、私は仕事の悩みに加え、失恋やら何やらが重なり、ひどく情緒不安定な状態に陥っていました。
当時の仕事は、夏が暇な職場だっただけに、いくらでも悩み続けることが出来ました。
そのせいで、悶々と悩み続け、離れた場所で暮らしていた両親に心配をかけ、ひとり暮らしを始めていた弟にも迷惑をかけてしまいました。

その頃に流れ続けていた曲が『ウイ・アー・ザ・ワールド』だったんです。

アフリカを救済する…そんなことより、今の自分を救って欲しい。
そんな我が儘な気持ちに振り回されました。
そのうち、この曲が流れてくると逃げる様になりました。
だけど、大ヒットソング、どこに逃げても流れてました。
いつしか、当時の私にとって、この曲は恐怖のテーマへと変わってました。


マイケルが亡くなった今年、十数年ぶりに、この曲を聴きました。
もう、この曲に怖さを感じなくなっていました。
24年の月日が流れ、ようやく、冷静に聴ける様になったようです。

だけど……。
今年の夏は私にとって、あの夏と似てる夏になってきました。


あの夏が終わった頃、私は人生で一番スレンダーなスタイルになれた程、悩みました。
今年の夏も、あの夏程ではないにしろ、食欲が減退するくらい葛藤しています。

もしかしたら、丑年の夏って、私にとって、鬼門の夏かもしれない?
そんなことまで思う様になってます。
あの夏…1885年も丑年だったから……。
でも、前回の1997年は平穏に過ごせていたはず、なんだけどな?


もし、2033年の夏に、こんな憑きまわりが来たら……、もう保ちませんよ〜……。

神様、お願い。
辛い夏は、これを最後にしてくださいませ。

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『春期限定いちごタルト事件』

図書館に返却する前に慌てて感想を記します。


米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』(創元推理文庫)

高校に入学したばかりの小鳩くんと小山内さん。
二人は慎ましやかな小市民を目指し、高校生活を送っている。
それなのに、奇妙な事件が向こうからやって来てしまう……。


この作家の作品を読むのは初めてです。
デビュー作が角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)というだけあって、この作品もかわいらしい青春小説のテイストでした。
二人が解く謎も、殺人事件なんてものではなく、身近で起こった奇妙な謎レベル。

形的には短編仕立てになっていて、一話ごとに謎が提示され、その謎を解いていきます。

・消えたポシェットの謎
・美術部に残されてる卒業生の絵
・如何にして彼は美味しいココアを作ったのか?
・試験中に割れたドリンク剤のビンの謎

ただ、小山内さんの自転車盗難事件。
この事件だけは一冊の中に大きく横たわっていました。
そして、この自転車盗難事件だけは犯罪性の絡んだ謎。

それ以外の謎は事件性のない、楽しい謎ばかりでした。


だけど、謎解きよりも私はこの二人に魅了されちゃいました。

恋愛関係ではない。
良い意味で互いを利用し合いながら、高校生活を送っている二人。
彼らが目指す小市民というのも、悪目立ちしない人間という意味。
彼らはそんな自分に生まれ変わりたくて目指しているようでした。

それに、小山内さんという女の子。
小ちゃくて、目立たない様にしてるんだけど、イザという時は大胆不敵な行動をしだす。
読んでいて『ハチクロ』のはぐちゃんが頭に浮かんでくる様な女の子でした。


このシリーズ、まだ続きがあるようです。
もう少し、身の周りが落ち着いたら、続きを読んでみようと思っています。

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小梅からウィルス

昨夜、セキセイインコの小梅の鳴き声がいつもと違うことに気が付きました。
この鳴き声は、以前、小梅が甲状腺を患った時に聞いた声。
翌日になった今日も声が相変わらずおかしい。
そこで獣医さんに連れて行くことにしました。

獣医さんは甲状腺よりも先に“そのう”に異常を感じた様です。
(そのう=鳥類の食道の後ろにある袋部分。食物を一時的に貯めておく場所)
すぐさま、そのう内とフンの検査をしてくれ、ウィルス性のそのう炎と腸炎を患っていることがわかりました。

小梅の父、チビ太が亡くなった原因、それは、そのう炎と腸炎を併発してのことでした。

チビ太は、不馴れな飼い主のせいで、体重が30g近くまで痩せた状態で駆け込みました。
対して、小梅は体重は42g、食欲も充分ある状態。
11歳にしては、元気な小鳥ですから。
お陰で、自宅での投薬治療で済むようです。
何せ、ウィルスを持っていたのに、本鳥に自覚症状は全くなかったみたいで……。
お陰で、飼い主も見抜けませんでした。

甲状腺に関しては、ウィルス退治をしてから、治療することになるそうです。
また、お尻が異様に膨らんでいること。
「急激に膨らみが増した時は駆け込んで来てください」と釘を刺されました。
一晩で10g肥大した例もあるそうです。


花梨が去ってから、憑きが落ちている我が家。
マイペースで楽しんでくれてるのは那由多だけになりました。

それでも、スレスレのところで神様に守られているのかもしれません。
このまま気づかずに放置していたら、小梅も手遅れになったかもしれないから……。


ところで、獣医さんに言われた一言。
「お痩せになりましたか?」

小梅のことじゃありません。
飼い主夫婦のことです。
こればかりは夫婦して苦笑いしてしまいました。
最近、良かった出来事なんて、痩せたことくらいだもの。
お世辞ではなく、誉め言葉として受け止めておこう。

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連休の朝くらい

先日、窓の外の写真を日記に載せましたが、あのブルーシートの向こうの工事現場、今朝も元気に工事しています。

依頼主にとっては、連休に関係なく土曜も働き突貫工事を行う業者はありがたいでしょうね。
でも、工事現場の隣に住む住人には堪ったもんじゃない。

今日の工事は鉄骨資材の搬入があったようで、3時半に鉄材を運んで来たトラックの騒音に起こされました。
8時から、その鉄材を現場に運び、床にばら蒔く不快な金属音が響きだす。

慌てて、現場側の窓を閉めましたが、土曜の朝くらい静かな工事であって欲しかったな〜。
窓を閉めても、相変わらず、ズシーン、ズシーンと音が響いてくる。
ガシャーン、カラーンと鉄材が床の上で踊る音も聞こえてくる。

さすがにゲンナリ。

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窓の外

窓の外
北側方向にしか窓がない我が家。
それでも、昨年の夏までは、午前中は東北東から、燦々と日差しが差しこんでいました。

……それも今となっては、過去の話……。
隣の更地に7階…だったかな?…のビルが建つことになり、今、その工事中だからです。

工事現場を覆うブルーシートが窓の外に張られていて、部屋にいると、すごい圧迫感。
写真はベランダに出て、その工事現場を写したもの。

これでもベランダで撮ったこの写真の方がマシ。
窓越しに見える光景の方がより圧迫感あります。

今朝も、窓越しからでは空も見えず、天気もわかりません。
そこにプラスして、工事の騒音が酷い。

夏場の太陽を浴びるのって、この年齢の人間にとって紫外線が怖いです。
だけど、お日様の光を浴びないと、精神を病みやすいですね。

人間って、お日様の光を浴びないと、つらい。
と言いながら、目の前の景色がブルーシートの机に向かって、PC作業中。

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夫の誕生日

今日、7月15日は夫の誕生日。
0時をまわったところで、「お誕生日おめでとう」と夫に言いました。


ここのところ、私自身は人生を猛省中。
……だから、日記の更新もできませんでした……。

その猛省の中には、これまで夫に対して、色々と申し訳ないことをしてきたな、ってのも入っております。

どんな時でも夫がかばってくれて当然。
そんな感じで、背負ってもらって暮らすのが当たり前、そう思うようになっていました。
そんな甘えた生活を改善する。

夫は、「反省してくれたんなら、もう気にしてないよ」そう言って、今回も許してくれました。

その気持ちに応えたい。
彼を支えきるのは無理だとしても、一緒に歩けるよう生まれ変わりたい。


これからの1年、夫が楽しくできるような日々にしてく。
これからの人生を楽しく2人で暮らしていけるようにしていく。
来年の誕生日には、去年はこうだってねって、笑って過ごせるようにしていく。

頑張る!

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七夕

あれは、万葉集の解説本だったかしら?
ある本で七夕の説明を読み、“目から鱗”ってことがありました。


七夕は七月七日。
旧暦を使っていた時代は、必ず、七日月の晩が七夕になってました。

八日月が半月だから、七日の晩は半月より少し欠けている月が空に浮かんでいます。
昔の人は、月を天の川を渡る舟に見立ていたんだそうです。
七日月って舟形してるから。

織姫と彦星は七日月の舟を使って逢瀬を楽しむ……。

昔の人はそんな想像をしてたようです。


さて、今年の七夕は満月。
まるで、UFOのよう。
ふたりはUFOに乗って、逢瀬を楽しんでるんでしょうか?

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呼吸

この週末、ちょっと色々考えてました。

その中で思ったこと。
私にとって読むことと書くことは呼吸と同じなのかな〜と。

読むのは吸うこと。
書くことは吐くこと。

そう考えたら、何だかブログを読んでくれてた方に申し訳なく思えてきました。
……息を吐きかけていたのかよ!?

と言って、息を吐くことをやめることはできません。
せめて、無意識に呼吸するのではなく、意識した呼吸法に変えていくべきでしょうか?

いきなり変えることはできそうもありません。
下手に変えようとすると、どうやって呼吸していたのか、わからなくなりそう。(^^;

とは言え、良い呼吸方法にしたいものです。
読む行為と書く行為。
少しずつ変えていこう。

そんなことも考えていた週末でした。

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落書き

3色シャープペンの日記に対して、ヴィブリオマニアの友人が
「本に書き込みなんてできません」
という感想を送ってきてくれました。

そうですね。本に対して傲慢な考え方だったと反省しています。

私にとって書き込みした本は日記やアルバムと同じ存在になっています。
その本を読んだ時に自分が何を感じたのか、書き込みを見れば思い出せるから。
私にとって愛読書は過去の自分と再会できるもの。

しかし、それは他の人にとって価値のない物です。
美本であれば、引き取る方もいてくれるでしょうが、書き込みは他人にとって邪魔なだけです。
これらの本は、いつか、廃棄を前提として処分せざる得なくなるでしょう。

美本であれば、必要とする人に渡していくことができた。
未来に繋いでいけた本を私が止めてしまったってことかもしれません。
本に対して傲慢な扱いをしてきたものです。

そう悟っても、今しばらく、自分の愛読書に対して書き込みは続けていくと思います。
自分に欠けているもの補ってもらうため、書き込みをしながら読んでいくことでしょう。


さて、本にある落書き。
私の愛読書の中に見知らぬ人が描いた落書きで消せないまま残してある本があります。
それは、たまたま入った古本屋で購入した児童書に描かれた落書きです。

買った時には、その落書きに気づかずに買いました。
読み進めていった後、その落書きを見つけました。

欄外に幼い子が描いたであろう女の子の絵があり、絵の下に物語の主人公の名前が記されていました。
上手とは言えないけれど、一所懸命に描かれた絵。

どんな子が描いた落書きだったんでしょうか。
その子にとって、この本はどんな存在だったんでしょう。
この物語のヒロインはどんな存在だったんだろう。
その本を読む度に、元の持ち主のことを考えてしまいます。
同時に、この本を手放す時、どんな気持ちだったのか?
そんなこともつい考えてしまうのです。

この児童書、できれば、夫の姪っ子に引き取ってもらおうかと思っています。
小学校3年生になった姪っ子にとっては、良い親友になってくれそうな本ですから。
何よりも、私の手元で終わらせず、この本を愛してくれる人の元に行かせてあげたいって思ってしまうんです。

落書きがなかったら、私の中では単なる古本だったかもしれない。
でも、その絵のお陰で、前の持ち主に思いを馳せ、自分の次の持ち主を捜したいと思ってしまう。

これも一種の付加価値、なのかもしれません。

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サウジの女子も『ハガレン』好き!?

6月、藤原道長の日記と格闘すると同時に、もう一冊格闘していた本がありました。
櫻井孝昌『アニメ文化外交』(ちくま新書)
この本は友人のブログで知った本です。

格闘…と書きましたが、中身自体は難しい本ではありませんでした。
文章は平易だし、中身の2/3は著者の思い出話だったから。
その思い出話も、著者が各国の日本大使館に招かれ、その国で日本アニメ、漫画ファンの若者たちの前で講演会を行った話でしたし……。
……講演内容はよく知っている単語の羅列。
『NARUTO』『BLEACH』『ONE PIECE』『DEACE NOTE』『犬夜叉』『鈴宮ハルヒの憂鬱』『コードギアス』『鋼の錬金術師』……
各国の若者が愛してくれている日本の作品だったしね。


第一章では、ミャンマー、サウジアラビア、チェコ、イタリアでの講演会の話。
第二章では、スペインで行われた『サロン・デル・マンガ』というイベントの話から始まり、ベトナム、カンボジア、ラオス、ドイツ、そして、フランスで行われた『ジャパン・エキスポ』というイベントの話まで載ってました。

そこで著者が会い、話をした若者たちの言葉を読む度に、私は感動と同時に切なさを感じ、なかなか先へと読み進められずにいました。

それは彼らと同世代の日本のアニメ・漫画ファンが忘れてしまったもの。
もしかしたら、一度も感じたことがないかもしれない状態。
咽を乾かせ日本の作品待ち望んでいる姿、それに心を撃たれてしまったんです。

この純粋さは日本産のアニメや漫画は楽しめて当たり前の状況にある私には、過去のものになっていました。


それにしても……。
純粋と書きつつも、苦笑いしてしまった会話が載っていたことも記しておきます。

ミャンマーでの講演会の際に著者は女の子から、こんな質問を受けたそうです。
「“やおい”はアニメにならないんですか?」
……“やおい”って言葉を知らない人はスルーしてくださいね。
けど、既にミャンマーには、“やおい”って言葉、輸入してるお嬢さんがいるようです。


それから、サウジアラビアのお嬢さんたち。
彼女たちは講演会は男子と同じ部屋で話を聞くことができなかったそうです。
……戒律が厳しい国だからね。
講演は別室でモニターを使って視聴してたらしいんですが、著者が『鋼の錬金術師』とタイトルを挙げただけで、歓声が別室から響いてきたそうです。
ハガレンに熱狂する女の子たち。
こちらはまだ純粋レベルだったのかな〜?
ちょっとアヤシイ…かな…。


この本の第三章、第四章は、問題提起となっていました。

日本の作品を自覚ないまま不法な形で楽しんでいる状態をどうすべきか?
また、それ以前に日本の作品を楽しむことが出来ない国の子供たち。
この子たちに『ドラえもん』見せてあげるには、どうすれば良いのか。
そして、アニメを作りたいと思っているのに機材のないラオスの若者たち。
彼らにどんな手を差しのべたら良いのか……。
課題はたくさんあるようです。


日本以外の土地で、日本の作品を楽しんでくれている人たちのために、何ができるか、何をすれば良いのか、深く考えさせられた一冊でした。

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3色シャープペン

本を読む時、本に書き込みを入れながら読む癖があります。
文字を書き込むことあり、傍線を引くことあり。

書き込みは普通のシャープペンで。
傍線はuniから出ている0.5のシャープペンの色芯を使って引いてます。
色芯はローズピンクとミントブルーの2色を内容によって使い分け。

ただ、本を読む時にシャープペン3本並べて読むのが面倒な時もあって……。(^^;
特に電車の中!
一本にまとめられないものかな〜と常々思っていました。

今年頭に、三菱鉛筆から出た、uniのスタイル☆フィットってペン。
これは3本、または5本入るホルダーに、好きな中身をセットできるって代物。
中身は、カラフルな水性ゲルインク、ジェットストリームという油性ボールペン、これらから選択できます。
そして、シャープペンもセットできるようになってました。

それで、思い付いた。
3本ともシャープペンをセットして、中に色芯を入れてみたらどうだろうかと……。

いけました!
3色シャープペン。

これで、本に書き込むのが楽になった!
いちいちシャープペンを取り換えることなく、好きな色で書き込める。


以上、どうでもいい、文房具の使い方でした。

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“マリみて”『リトル ホラーズ』

今野緒雪、“マリア様がみてる”の最新刊『リトル ホラーズ』(コバルト文庫)読了。

昨年末に出た『ハロー グッバイ』で完結した“マリみて”。
今回出た本は予測通り、雑誌に掲載されていた短編集をまとめたもの+αでした。
+αには、奈々ちゃんがリリアン女学園後頭部入学後のお話。
佑巳たちが3年生になった話が描かれていたんだけど……。
やはり、物足りない!

基本的に、切りの良いところで物語は完結してくれた方が良いって思ってますが、“マリみて”に関して、私はまだ続いて欲しいって思っているようです。
私にとっての切りが良いところ。
それは佑巳たちの卒業式みたいね。

だって、瞳子ちゃんの妹(スール)は、どんな子になるのか?
その子が現れた時の佑巳はどういう反応をするのか、読みたいんです。
乃梨子ちゃんの妹についても、そう思ってるし、その時の志摩子さんの姿も見てみたいって思っている。
それから、今回、垣間見えたとはいえ、由乃ちゃんと奈々ちゃんのスール関係もまだ読み足りないんです。

もちろん、新シリーズの『お釈迦様もみてる』も楽しみですよ。
でも、リリアン女学園の話がまだ読みたいんです。

何だか、寝た子を覚まされた気持ちになった“マリみて”の最新刊でした。

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